TRAINING
”やさしい日本語”〜多文化共生時代の接遇力
*「やさしい日本語」とは
普通の日本語よりも簡単で、外国人にもわかりやすい日本語のことです。
「外国人労働者」「生活者としての外国人」は増加・多国籍化しており多言語対応には限界があるため、元々は災害時用に作られた「やさしい日本語」が多文化共生社会の実現に欠くことのできないツールとして今脚光を浴びています。
(*新型コロナ生活相談で使われた言語(2020/4.17~5.6)は日本語(やさしい日本語)が55%を占めており、英語13%を大きく上回る)
研修の目的
多文化共生に不可欠な「やさしい日本語」について、その必要性やルールを知り、実践につなげていただくための講座です。
相手に伝わる表現を相手に合わせて言い換える「やさしい日本語」の実践は、外国人だけでなく日本人相手のコミュニケーション力や接遇力UPにもつながります。仕事の場、生活の場で全ての人との豊かなコミュニケーションのために「やさしい日本語」を実践しましょう。
研修を受講したらどんな悩みが解決するか
- 外国籍社員を受け入れる企業において「やさしい日本語」を社内コミュニケーションとすることで、コミュニケーションの円滑化や仕事の効率化、また外国人社員・メンバーのモチベーションUPにつながります。
- 多言語対応だけでは限界がある場面に、多くの外国人(生活者)が分かる程度の「やさしい日本語」を取り入れることで、コスト削減にもつながります。
- 「やさしい日本語」は「誰一人取り残さない」というSDGsの理念に合致しており、まさにSDGsの実践につながります。
研修詳細
講師:緒方美穂
研修講師・日本語教師・国家資格キャリアコンサルタントであると同時に、多文化共生/異文化コミュニケーションの観点から“世界の民謡”をその国の言語で歌う活動を続けている。(現在25ケ国)
内容
「やさしい日本語を話す/書く」の基本的なルールを知識として学ぶだけでなく、実践を多く取り入れることで「自分で考えて行動する力」を体得していただきます。
クライアント様の実際の現場に合わせた事例を題材にすることで、業務につなげていただきます。
実施方法
対面の集合研修、オンライン研修等、クライアント様のご要望に合わせて、最善の研修をご提供いたします。
研修をご検討のお客様からのご質問
外国人相手ではない業務でも研修を行うメリットはありますか?
「やさしい日本語」は答えが一つではなく、相手を観察し相手に合わせて自分で考える実践力やマインドが必要です。これは接遇やコミュニケーションに最も大切なことであり、「やさしい日本語」の習得は同時に接遇力やコミュニケーション力の強化につながります。
研修カリキュラム
時間 | 内容 | 手法 |
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0:00 〜 3:00 |
◆はじめに 1.「やさしい日本語」の背景・概要等 「やさしい日本語」を例示しながら背景や必要性についてお伝えし、興味・関心や問題意識を持っていただきます。 |
講義 グループディスカッション |
2. 「やさしい日本語」のルール 「やさしい日本語」のルールやポイントついてお伝えし、理解を促進します。 |
講義 グループディスカッション |
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3.「やさしい日本語」書く(講義/ワーク) 「やさしい日本語」を書く(書類/掲示物など)についての講義を行った上で、なるべく業務上の例を中心に書き換えに挑戦していただきます。実践することによって業務につなげていただきます。 |
講義 グループワーク |
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4. 「やさしい日本語」話す(講義/ワーク) 「やさしい日本語」を話す(会話)についての講義を行った上で、なるべく業務上の例を中心に言い換えに挑戦していただきます。実践することによって業務につなげていただきます。 |
講義 グループワーク |
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◆まとめ *ご希望により「接遇」や「コミュニケーション」につなげることも可能です |
導入事例
多くの自治体では職員向けだけでなく住民向けにも「やさしい日本語」の研修やセミナーが実施されており、「窓口応対全般に活用できる(職員)」「外国人、日本人を問わず“伝わりやすい”説明を心がけていきたい(職員)」「早速近くに住む外国人との会話で実践したい」など多文化共生に向けた意識も高まっています。
企業では、外国人労働者との社内コミュニケーションや、サービス業界における対外国人との接客業務のほか、医療現場などあらゆる分野で広がりつつあります。
今のうちに導入をお勧めいたします。