それ、パワハラにならないですか?

「そうか、わかりました。あなたの意志をもって、業務をやりたくないと言うのなら、それは理解しました。
しかしながら、その態度を続けていると、評価は下がりますし、最悪、給与も下がってしまう可能性がありますので、警告しておきます。」

「それは、評価を盾に脅すんですか。パワハラにならないですか?」

これは、先日行った、面談研修での一幕だ。
一例として、お伝えしたひと言に、受講生である管理職の方が、私に質問した内容である。

パワハラを言われ続けてきて、委縮している人多数。
なるわけないやろ! まっとうな事実しか伝えておらんわ。
今日はそんなお話です。

時々、公開講座で面談研修なるものをやっています。

「耳の痛いことを伝え、仕事を立て直す、面談の方法」

なんてタイトルで。
研修なので、実際にロールプレイングをやったり、
参考例の伝え方なんかを実演したりするのですが、、、、

その時に、冒頭の一幕があったんです。
新しく追加になった業務を「やりたくない」という感情論で拒否をする部下、
という設定でした。

大の大人が意志を持って、「やりたくない」と宣言し、選択しているのです。
これを、どれだけ上手く伝えても、その部下は変わらないでしょう。
どうしても変わらないとしたら、そのあとは“外科的手術”しか方法はありません。

つまり、減給、配置転換、降格、組織からの退出などです。
しかし、そこまで踏み切るのはよほどの事ですし、
それなりに警告しなければなりません。

その警告が、脅しですとΣ(゚Д゚)

もちろん、伝えるときに「大声」「怒鳴る」「侮辱する」「けなす」などの行為があったのであれば、パワハラでしょう。
でも、冷静に落ち着いて話をするのであれば、冒頭のセリフは通常の「警告」です

もう、こう反論しましょう。
「私は、このままあなたの行為が続けば、こうなるよ、という事実をお伝えしたのみです。だって、決まった業務をやりたくないと言ってやらないのであれば、評価が下がるのは当たり前ですよ。
にもかかわらず、これをパワハラと言うのであれば、それはハラスメントを捏造する行為にあたりますね。ハラ・ハラ(ハラスメントだと言って、上司に詰め寄るハラスメント)ってご存知ですか?」

強いなぁ~、って言われましたが、違いますよ。
事実をはっきりと、キッパリと伝えることが出来ないで、人材育成なんかできません。
仕事の楽しさを教えることも必要ですが、時には厳しさもちゃんと伝えてあげてください。

それでも、面談のハラスメントが心配だったら、一度面談適正チェックを受けてみませんか?

まずは無料相談、やってます。

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